資料室


3-0-2 CV(サイクリックボルタンメトリー)測定

リニアースイープテクニックは初期電位から最終電位の間、一定のスキャン速度で電流応 答をサンプリングしながら測定します。サイクリックボルタンメトリー(CV)は最終電位に 到着した後、スキャン方向が逆転して初期電位に向かって再度スキャンします。前方向(forward)スキャンで生成 された電気化学反応物質は逆方向のスキャンで調べられます。本特長によりCV測定が広く 利用されています。

図3-1に示すようなポテンシャル波形を与えます。CV波形により物質に関する次のことが分かります。

cvedf21.jpg
  1. 酸化・還元種の安定性
  2. 酸化・還元種の吸着の有無
  3. 反応速度定数
  4. 反応機構
  5. 電気化学的に可逆あるいは不可逆
  6. 標準酸化還元電位 E0=(Epa + Epc)/2
  7. 電子移動数 (△Ep=Epa-Epc=58/n) n:分子当たりの電子移動数







図3-1.典型的な可逆系ボルタモグラム
David K.Gosser,Jr.,Cyclic Voltammetry Reaction
Mechanisms,VCH Publishers,Inc1994.

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