電気化学 測定用電極

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電気化学 測定用 作用電極の概要

 ALSの電気化学 測定用 作用電極(以下、作用電極)は、種類が豊富であることが最大の特長です。規格にない電極でも特注にて対応いたします。作用電極は非常にコンパクトであるため、ユーザーご自身で研磨を行うことができます。
作用電極が届きましたら電極表面をチェックして下さい。カーボンペースト電極は、カーボンペーストが充填されていません。他の電極表面は開封後すぐに使用できる状態に磨いてあります。
 作用電極の電極部はPEEK樹脂※1の中に固定されています。PEEK樹脂は耐摩擦摩耗性、耐薬品性に優れています。ただし、濃硫酸・濃硝酸には使用できません※2。また、長時間THF溶液中に浸したり、常温以外の温度で使用しますと、表面にひび割れを起こす原因にもなりますのでご注意下さい。専用のボルタンメトリーセルでの電極位置は、Oリングにより調節できます。

  1. PEEK(ピーク): ポリエーテル・エーテル・ケトン(Polyether ether ketone)
  2. 常温下、濃度50%以上で変形します。60°C以上の高温では、濃度10%でも変形する恐れがあります。

ポリマーの溶媒耐性(常温での一般的な電気化学測定条件における、素材のみの耐性です)

材質名 芳香族 塩素系
物質
ケトン類 アルデ
ヒド
エーテル類 アミン類 脂肪族類 有機酸 無機酸 塩基類
PEEK
テフロン
ポリプロピレン - -
※電極など他素材と組合せた製品としてご使用の場合はこの限りではございません

水溶液中におけるPt,Hg,カーボン電極の電位窓

あるpHの水溶液を電解液とし、その中に溶かした化学種の酸化還元反応を調べようとするとき、電極の水素過電圧、 酸素過電圧及び電極の溶解電位を考慮しなければなりません。電極がどの電位領域の酸化還元反応を調べるのに適し ているかを示す電位窓を以下に示します。

電位窓
※藤嶋昭, 相澤益男, 井上徹, 電気化学測定法(1984)技報堂出版.


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